「常若(とこわか)」の祈り

 平成二十五年十月一日、芦ノ湖初漁の公魚を捧持ち皇居へ参内して宮中三殿に奉拝、恙無く公魚献上をおさめた翌朝、第六十二回神宮式年遷宮遷御の儀奉拝に臨んで伊勢の地に向かった。

 遷御の儀とは、伊勢の神宮に鎮座す日本民族の大御祖神天照皇大御神が現在の御正宮から御造営なった新しい御正宮へとお遷りになる式年遷宮の中核をなす最重儀。天皇陛下の御治定により、皇大神宮(内宮)では十月二日、豊受大神宮(外宮)では十月五日、秋夜の浄闇に斎行と定められた。

 心配された台風も一過、雲ひとつなく広がる青空を仰いで宇治橋を渡り、午後二時から始まった受付をすませて遷御道に沿って特設された奉拝席に向う。

五時三十分、参道の庭燎に火が入ると素襖を着けた匠に続いて安倍首相以下式外参列員が参道を進み、御鍵唐櫃二台が正殿と新殿に参入。次に神社本庁北白川統理を先頭に供捧員の列、そして皇族を代表されてご参列の秋篠宮殿下の列が御正宮に参入された。

 正六時、第三鼓が遠く神域に響いた。暫くすると清らかな庭燎の炎が揺らぐ参道に松明の灯りが浮かび上がり、黒の束帯に木綿鬘の勅使を先頭に参進の列があらわれた。御正宮に進まれる列次は、天皇陛下のお使いである勅使・手塚英臣掌典長の御列、次に黒田清子神宮臨時祭主、鷹司尚武大宮司以下奉仕諸員は百数十人に及ぶ。

 途中第二鳥居に於いて勅使修祓の儀が行われた後、玉串行事所に参進。そこで太玉串を両手に執り正宮御垣内に参入された。祭祀は、太玉串を納める行事に続いて、勅使、祭主、大宮司、少宮司以下諸員が内院に参入され、勅使が御祭文を奏上せられると聞く。御正殿で粛々と進む神事は窺うすべもないが、ゆらめく庭燎の灯りに照らされ、虫の音だけが響き渡る奉拝席に遥かに届いた御神楽の調べで、御正宮の御扉が開かれて召立が始まり、渡御の列次が整えられている事を知らされる。

 ほどなく全ての灯りが一斉に消され神域が浄闇に包まれると「カケコー、カケコー、カケコー」と、鶏鳴三声が響き渡った。

 正八時、勅使が御神前に出御を三声奏請せられ、大御神は御正殿を出御あらせられた。その時である、一陣の風が新しい夜明けを告げるかのように御正宮に向かって吹き抜けた。風を追って御正宮を仰ぐと樹影の奥に雲ひとつない星空が広がり、天空に輝き渡る星が美しく煌めいている。道楽の神楽歌「榊」が奏でられる浄闇の中、絹垣の内に入らせられた大御神の前陣後陣を御装束御神宝で威儀を正した遷御の御列は、御正宮から新正宮へ粛々と目前を進まれる、皆ひれ伏して奉拝り奉拝席に拍手の波が広がって行く、身体中に大きな生きる力が湧き上って来た。

 同時刻、天皇陛下には皇居の神嘉殿庭上より遥拝遊ばされると承り、箱根神社はもちろん全国各地の神社でも時を一つに遥拝式が執り行われていた。天皇陛下を中心に全国民が心ひとつに奉拝り、感謝の真心を捧げ、遷御の恙無き奉修、皇室国家の安泰と永遠の発展、国民の安寧と幸福の祈りを込めていた。永く遠く常に若々しく瑞々しくあれとの「常若」の祈りが成就し継承された刻であった。

 遠く新正宮の辺りより遷御の恙無き奉修を告げる八度拝の拍手の音が遥かに響き、やがて奉仕諸員の退下の列が庭燎に映し出されて晴れやかに進み行く。三千名を超す奉拝者全員で拝礼をおさめた後、御遷宮奉賛の氏子崇敬者代表として感激のお勤めを恙無く果たした喜びに包まれて宇治橋を渡った。ふと時計を見ると時刻はすでに九時を廻り、参内から七時間以上経過していたが、まるで時を覚えぬ感激のひとときであった。

 遷御の儀特別奉拝を修めた今、この神宮式年遷宮が続く限り日本人の心と日本の国は神惟の道を決して外れる事は無く、天皇陛下に倣い奉り、神宮式年遷宮を中心として全国各地の神社で行われるお祭りこそ、日本人と日本の国の変わりなき繁栄の原動力である事をあらためて確信出来た。正しく遷御の佳年は次々と慶事が現れている。

 かくして国民総参宮(お蔭参り)でいよいよ賑わいを増す神宮神苑の今月は、全国から奉祝神楽が奉納される。神奈川県の代表として参向する箱根の湯立獅子舞は二十日内宮(仙石原諏訪神社)、二十六日外宮(宮城野諏訪神社)と、過年の奉祝二千年に続く有難き誉れに恙無き奉仕を祈念して準備を整えている。    ( 宮司 小澤修二 )

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ご一緒に感謝と祈願のお参りを!

今秋10月2日(内宮)、5日(外宮)と、いよいよ神宮式年遷宮の最重儀である遷御の儀が斎行されます。遷御とは、大御神が現在の御正殿から、新しい御正殿へとみやうつりなさる、遷宮の中核をなす祭儀です。

午後6時、秋夜の浄闇の中斎行される遷宮祭は、午後8時に出御(現在の御正殿から大御神の御出立)が予定されています。同時刻、天皇陛下におかれましては皇居より遥拝遊ばされると承り、箱根神社はもちろん全国各地の神社でも時をひとつに遥拝式が執り行われます。

天皇陛下を中心に全国民が心ひとつに伏し拝み、感謝の真心を捧げ、皇室国家の安泰と永遠の発展、国民の安寧と幸福の祈願を込めてお参り致します。皆様もぜひ同時刻ご一緒に感謝と祈願の参拝をお願い申し上げます。

この神宮式年遷宮が続く限り日本人の心と日本の国は神唯の道を決して外れず、神宮式年遷宮を中心として全国各地の神社で行われるお祭りこそ、日本人と日本の国の変わりなき繁栄の原動力である事を確信するものであります。

神宮の神苑は今秋から「国民の総参宮=お陰参り」でいよいよ賑わいますが、10月末には全国からの奉祝神楽の奉納が行われ、神奈川県の代表として箱根の湯立獅子舞が20日内宮(仙石原諏訪神社)、26日外宮(宮城野諏訪神社)と参向奉仕致します。過年の奉祝二千年に続く有難き誉れと恙無き奉仕を誓い準備を整えている処です。    ( 宮司 小澤修二 )

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神宮式年遷宮の最重儀「遷御の儀」がもうすぐ斎行されます!

皆様にはご存じの通り、本年は「皇家第一の重事、神宮無双の大営」と称される、神宮式年遷宮の最重儀「遷御の儀」が斎行される佳年であります。

式年遷宮は20年に一度行われ、古例のままに御社殿や御装束神宝を始め全てを新しくして大御神に新殿にお遷りいただく我が国最大にして最も大切なお祭りです。

両御正宮を始め170を超える建物が新しく建替えられ、修繕を行う建物は80余り、御装束神宝は714種1576点が調製され、御神前に奉献されます。

大御神を新殿へお遷し申し上げる「遷御の儀」は、天皇陛下の御治定により、皇大神宮(内宮)は10月2日、豊受大神宮(外宮)は10月5日、秋夜の浄闇の中厳粛に斎行されることとなりました。

今夏の7月26日から9月1日まで行われるお白石持行事から内宮外宮夫々十度を超す諸祭を経て遷御の儀が斎行され、明けて大御饌に続く、天皇陛下からの奉幣と、お祭りは五度に亘って鄭重に奉修されて両御正宮の遷宮はめでたく整います。

箱根神社では、8月22〜23日と総勢125名で、お白石持行事に参向し、感激のご奉仕を修めて参りました。

この20年に一度の神宮式年遷宮と時を重ねて進められた出雲大社の平成の大遷宮は、60年に一度行われ、去る5月10日に「遷御の儀」が麗しく斎行されました。小職は翌日の奉幣祭に続く奉祝祭への参列が適い、荘厳な御本殿大前に感激の玉串拝礼を修め、御神威弥増の発顕を心身に受け強大な御神徳を仰いで参りました。

佳例の祭祀が続く佳年であればこそ、神々のより大きな御力を戴いて国民は平和で心豊かな日々を歩み、日本の国は愈々良い方向に進んでいます。

日本の国をお守りいただく日本民族の大御祖神を祀るお伊勢様の御遷宮は、大御神の新しい御光をいただいて、国も人も共々に若々しくありたいと願う永遠の発展への祈りを込めて、千三百年も前から行われて来ました。

 皇大神宮、豊受大神宮、別宮、摂末社、諸管社等総計125社を総称する神宮の式年遷宮は、今秋行われる両御正宮の遷御の後も完遂まであと数年を要しますし、第63回の式年遷宮が次代に控えます。

日本の国の永遠の発展の基を為す式年遷宮です。皇室をいただく国民の真心を結集して恙無く完遂し、神代より受け継いできた日本人の命と魂、神祭りの心と形、誇るべき日本の伝統文化を護り繋ぎ、更にしっかりと次代に継承して行かなければなりません。    ( 宮司 小澤修二 )

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 伊勢の神宮では来る平成25年秋に「遷御の儀」が行われます

「お白石持行事」

式年遷宮は20年に一度宮地を改め古例のままに御社殿や御神宝をはじめ全てを新しくして、天照大御神様に新殿にお遷り戴く神宮最大のお祭りで、常に生命(生きる力)を更新するという神道の理想「常若の精神」を顕現するお祭りです。

この御遷宮に参加奉仕が叶う行事として平成25年に「お白石持行事」がございます。
これは伊勢市・二見町・御薗村在住の「神領民」と全国より募られる「一日神領民」が、新しい正殿の御敷地にお白石を奉献する行事です。

皆様には平成25年に行われるお白石持行事に、ぜひご一緒にご参加いただき、天照大御神様の御神徳をお受けくださいますようご案内申し上げます。
 
皆様にはぜひ今からご予定下さいますようお願い致します。

◇これからの遷宮諸儀

平成24年には、御正殿の建築初めに際し御柱を立て奉る「立柱祭」や曳綱により棟木を上げる「上棟祭」、新殿の御屋根に萱を葺き初める「檐付祭」や葺き納めの「甍祭」など、建築に関わる祭儀が続きます。

翌25には「お白石持行事」がございます。その後も、御扉を付け、新殿を洗い清めたのち、心御柱と呼ばれる特別な御柱を御正殿の御床下に建て奉ります。心御柱の奉建は遷宮諸祭の中でもひときわ重んじられてきた深夜の秘事と言われております。

続いて竣功祭にあたる「後鎮祭」を勤め、御装束神宝や神宮祭主以下の奉仕員を川原祓所で祓い清める「川原大祓」を修めると、愈々「遷御の儀」です。

天皇陛下の御治定あった時刻、闇夜の参道沿いで各界の代表を始め、特別参拝者が多数祭儀を見守るなか、大御神は大宮司・少宮司・禰宜に奉戴されて御正殿から出御され、新殿へ入御されます。

遷御に際し陛下には神宮へ勅使を派遣され、また出御の時刻には宮中の 神嘉殿の前庭からはるかに伊勢の方を御拝されると漏れ承ります。

翌日早朝の「大御饌」にて大御神に初めての神饌を奉り、「奉幣」にて陛下よりの幣帛、そして深夜まで続く「御神楽」を奉り、神宮式年遷宮はめでたく完遂されます。

「お木曳き行事」や募財活動を通じ、皆さまより沢山の真心を賜りました。遷宮完遂まであと2年、これまで以上に奉賛活動に励み、平成25年の素晴らしい年を皆さまと共に迎えたく存じます。
   ( 宮司 小澤修二 )

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  御参拝の方で、御奉賛金1、000円以上をご寄進くださる方は、社務所窓口へ

  ご持参下さい。

  ご署名を戴き参宮章・記念品・領収証等お渡し致します。


  ご氏名・ご住所・連絡先を適宜の用紙にご記入戴き、奉賛金と共に現金封筒にて

  箱根神社社務所宛にお送り下さい。

  受領確認後、参宮章・記念品・領収証等お送り致します。

  (送付先 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1)


 ◆上記以外の方の御奉賛金は御本殿前の募金箱にお納め願います。

 ◆ 御寄進いただきますと奉賛会員となって次の接遇を受けられます。

 ◆ 指定寄付金の制度もございます。
お近くの神社にも、御奉賛の受付がございますので、そちらに御寄進いただいても結構です。
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