御祭神は、箱根大神(ハコネノオオカミ)様をお祀りし、本年御鎮座1257年を迎えました。
                  箱根大神様とは、御三神の総称です。
            
  瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)   木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト) 彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)



                        

  7月31日 宵宮  ・・・ 8月1日  ・・・

 は、奈良朝の昔、万巻上人が九頭の毒龍を調伏し、湖の主・水の神として斎い鎮め奉り、龍神祭をはじめ給うた故事に倣い、毎夏執り行われる箱根神社伝統の水恩感謝の祭りです。

 明けて翌朝斎行されるは、天平宝字元年(七五七)八月、当所に社殿を造営鎮座の由来を讃えつつ、御祭神箱根大神の宏大無辺な御神徳に報謝する、年に一度の大祭(御鎮座記念祭)です。

 龍神湖水の祭りと箱根神社鎮座の由来を物語る例大祭は、一体のものとして年々歳々変わることなく斎行され、現在では、湖水祭・例大祭を中心に芦ノ湖夏祭りウィークとして、7月31日から8月6日まで、一週間に亘る祭典行事が芦ノ湖を巡って執り行われます。

      ・・・ 8月2日 御神幸祭 ・・・・・ 8月3日 駒形神社例祭 ・・・
      ・・・ 8月4日 湖尻龍神祭 ・・・ 8月5日 鳥居焼祭り ・・・・・・
      ・・・ 8月6日 後宴祭

   *湖水祭・例大祭をはじめ、年間祭典行事の詳細はメニュー「祭典行事」からご覧下さい。



                         

 箱根神社は、古来、関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社で、交通安全・心願成就・開運厄除に御神徳の高い運開きの神様として信仰されています。
 当社は、人皇第五代孝昭天皇の御代(2400有余年前)聖占上人が箱根山の駒ケ岳より、同主峰の神山を神体山としてお祀りされて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
 奈良朝の初期、天平宝字元年(757)万巻上人は、箱根大神様の御神託により現在の地に里宮を建て、箱根三所権現と称え奉り、仏教とりわけ修験道と習合しました。
 平安朝初期に箱根路が開通しますと、往来の旅人は当神社に道中安全を祈りました。
 鎌倉期、源頼朝は深く当神社を信仰し、二所詣(当神社と伊豆山権現参詣)の風儀を生み執権北条氏や戦国武将の徳川家康等、武家による崇敬の篤いお社として栄えました。
 近世、官道としての東海道が整備され箱根宿や関所が設けられますと、東西交通の要(交通安全祈願所)として当神社の崇敬は益々盛んになり、庶民信仰の聖地へと変貌しました。
 こうして天下の険、箱根山を駕籠で往来する時代から、やがて自動車に変わる近代日本へと移行しますが、その明治の初年には神仏分離により、関東総鎮守箱根大権現は、箱根神社と改称されました。
 爾来、明治6年明治天皇・昭憲皇太后両陛下の御参拝をはじめ、大正・昭和の現代に至るまで各皇族方の参拝は相次いで行われました。最近では、昭和55年、昭和天皇・皇后両陛下の御参拝につづいて翌56年、皇太子浩宮殿下も御参拝になりました。また、民間も政財界人の参拝や年間2千万人を越える内外の観光客を迎えて、御社頭は益々殷賑を加えているの箱根大神の御神威によるものであります。

神道の名言「御成敗式目」

  神は人の敬によりて威を増し
  人は神の徳によりて運を添ふ
      「御成敗式目」

 いかなる神も人間の崇敬をうけてこそ、その御威光を輝かすのであり、御神意を高めるのは人の敬の力である。その人が人としての運、人としての生命を与えられるのは、神の徳によってであるという意味です。神道の立場での神と人との密接な関係が的確に述べられている言葉です。

 「御成敗式目」は「貞永式目」とも呼ばれ、北条泰時が貞永元年(1232)に評定衆に命じて編纂させた鎌倉幕府の基本法典です。全部で五十一箇条からなっていますが、その第一条に「神社を修理し、祭祀を専らにすべきこと」と定められ、続いて首題の名言があります。

 当神社は、鎌倉時代、源頼朝による特別の信仰と保護の下、鶴岡八幡宮に次ぐ幕府の準祭祀として、将軍家新年恒例行事の「二所詣」、即ち将軍自ら伊豆・箱根二所権現の参詣に預かりました。

 また、この武家の憲法ともいうべき、「御成敗式目」の起請文(神仏に捧げる願文)には

  梵天帝釈・四大天王、惣日本國中六十余州大小神祇、
  別而伊豆箱根両所権現・三島大明神・八幡大菩薩・
  天満大自在大神・部類眷属・神罰冥罰各可罷也、
  仍起請文如件。

とあり、願いを捧げる神仏の筆頭にあげられています。

 関東総鎮守・箱根神社は、幕府の所願所として、永く武門の崇敬をあつめてきました。


                        

    
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